第2回がん患者大集会（東京）

2006/03/19

３月１９日渋谷のＮＨＫホールにて第２回がん患者大集会が開催されました。２０００人以上は入る会場が、ほぼ満席の状況で北は北海道から南は鹿児島全国各地から参加された患者さんやご家族の方の方々で埋まりました。 　開会の宣言があり、第一部は癌研有明病院院長らの基調講演がおこなわれました。 　第二部では、患者および家族、行政担当者（厚生労働省がん対策室室長）、会場発言者、医療者（国立がんセンター副院長）、ジャーナリスト（鳥越俊太郎）、コーディネーターが、ディスカッション形式でテーマ【がん情報センターの状況】【患者中心の医療に向けて】について熱い討論が繰り広げられました。 特に、患者に役立つがん情報センターにするための議論、縦割り組織による医療からチーム医療へ、専門医不足の問題、緩和治療についての議論が中心となりました。 第１回大阪で開催されたがん患者大集会で三浦代表から当時の尾辻厚生労働大臣に手渡されたアピールが、第２回がん患者会において、がん情報センター開設と言う形で今年の１０月に実現されることが、厚生労働省がん対策推進室室長から現状報告とともに発表されたことは、がん患者大集会が行政を巻き込み動かした大きな成果であると思います。今後も行政、医療者を巻き込み、一人一人の患者にとってよりより治療が受けれる環境ができるように私たちも微力ながらお手伝いできればと強く感じました。